茨城県妖怪探検隊・茨城県の妖怪豆図鑑
雪女



 ラフカディオ・ハーンの『怪談』でもおなじみの妖怪。概ねは美女の姿である。
 日本全国に伝説が残っており、山形県の雪女郎、新潟県の雪女郎もしくは雪姉サ、宮城県の雪バンバ、長野県諏訪のシッケンケン、愛媛県宇和の雪婆(ゆきんば)、宮崎県の雪バジョ、など地方によって呼び方が異なっている。
「雪の夜に現れては行き会った人の精を抜き取ってしまう」「行きずりの人に抱かせた赤ん坊がみるみる巨大化する(これは産女の特徴である)」「人を凍死させる」「子供を連れ去ってその生き肝を食う」など、特徴も地方によって異なる。もっとも、元来は雪の中に現れて人に目撃されるだけの妖怪だった。人に害をなす例は少なかったようだ。
 茨城県と福島県磐城(いわき市)では、行き会った人に声をかけ、無視されると谷底に落としてしまうらしい。


 参考文献
 村上健司『日本妖怪大事典』(角川書店、2005年)
 小松和彦『図解雑学日本の妖怪』(ナツメ社、2009年)

※『日本妖怪大事典』において「茨城県磐城」と表記されていた部分を「茨城県と福島県磐城(いわき市)」と改めて表記した。
 


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